法話371

時を大切に

東京・仏教伝道協会会長 沼田恵範

「水やきみ 水やきみ あすは散りなん花だにも 力の限りひと時を咲く」九条武子さんの詩集「錦麗」の言葉でございます。
私は、本当に幸せ者でございます。自分で言うのもどうかと思いますが、まれに見る恵まれた者と、いつも感謝して毎日をすごさせていただいております。
私は、明治三十年の生まれですから、もう八十三歳になります。まわりの人たちは、もう八十三にほなったのだから、ゆうゆう自適して、隠居生活をおくったらどうかとすすめてくれます。確かに、こうした生き方もあります。ひとつの生き方として、それなりに意義もありましょう。
しかし私は、私のいのちのある限り、青年時代からいだいていたひとつの夢を念願を、かなえたいと思っております。それは、仏教を世界に広めるという大業を実現するため、人生の時を大切に力の限りがんばりたいと思っております。

法話371挿絵

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