法話368

正信偈講話から(竜樹菩薩)

大阪・行信教校校長 利井興弘

正信偈講話を続けましょう。きょうのところは「竜樹大士世に出て。」いよいよ竜樹大士がお出ましになる訳でございますが、それをお言葉で申しますれば、ご和讃の中には「世尊はかねてときたもう」そのかねてが、顕機でございます。そこでこの竜樹菩薩がお出ましになりました。
このお方がお出ましになりました一番若い時には、少々問題がありましたお方ですが、なんと申しましても、竜樹菩薩でございますから、菩薩となられる。ここらあたりは大事なところでございました、若い時に、問題があったといたしましても、自分の気持ちというものが、はっきりと決まりましたならば、そこに自分の生かされる道が、見つけられてくる訳でございます。
そこで、竜樹菩薩は、いろんな問題をかかえたお方ではございますけれども、菩薩になられた。竜樹大士ということは、竜樹菩薩ということでございます。そのお方は、七高僧様の最初の高僧として選ばれてあるというところの問題は、立派なお方でございまして、書かれた著書もたくさんございますけれども、問題の中心はと申しますと、「自身願生(がんしょう)」自分でお浄土を願われたお方であるということでございます。

法話368挿絵

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