法話367

正信偈講話から(顕機と受機)

大阪・行信教校校長 利井興弘

正信偈(げ)講話を続けましょう。きょうのところは「依釈段(えしゃくだん)」と申しまして、七高僧様のお話が続く訳ですが、まず最初は、龍樹菩薩から始まります。
その龍樹菩薩は、正信偈の中でみますと「釈迦如来ジョウガ山」とこういうお言葉から始まりますが、これは、お釈迦如来様が、ジョウガ山という山におられました時におっしゃった言葉でございます。ご和讃でみますと、わかる訳でございますが、それは、龍樹大士(菩薩)がおられたということですね。
お釈迦如来様がおっしゃるんですが「南天竺(てんじく)に比丘(びく)あらん」だから、まだおでましになっていないときにこの言葉が出るんでございますから、こういうことを、顕機というんですね。それから未来のことを、おっしゃる時には受機と、こうふたつに分けておりまして、この顕機と受機ということが大事なことでございます。
仏様だからわかることでございますが、龍樹菩薩という方がお出ましになりますよ。このお方は、こういうことをなさるよ、とゆうことをおっしゃることを顕機というんです。だからジョウガ山の山の上でこれをおっしゃった訳でございます。

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