法話315

手をあわす

大野市御給・専福寺住職 関哲樹

「あいさつは町の和、人の和、心の和」という標語があります。おはよう、おやすみ、ありがとう、すみませんなどいろんなあいさつがあります。元気にあいさつをして明るい一日をともどもに送ることが、すべての和につながる第一歩であるということです。
ありがたい、かたじけない、もったいないの三つこそ仏法のご縁にあわせていただいたものの味わいではないでしょうか。「ありがたい」とは人間に生まれたことのありがたさを知り「かたじけない」とは仏法にあったことのかたじけなさを思い「もったいない」とはきょうこうして生かされていることのもったいなさを味わうことでしょう。
「生かされて生きてきた、生かされて生きている、生かされて生きてゆこう、手を合わす南無阿弥陀仏」これは中川静村さんのうたです。生かされていることを知ったら目に見えないものに手を合わせるのです。それは感謝の心の表現です。

法話315挿絵

手を合わせることをインドではナマセといいます。ナマセを音写して南無と書くのです。南無とは信ずることです。生かされていることに感謝して、だれか、何かの役に立つことを心がけましょう。すなおに人にやさしい言葉をかけましょう。

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