法話236

大切な行い、生き方(説かれる意味考えよう)

金津町桑原・専念寺住職 竹内善亮

仏の教え(三)

お経さまはすべて仏説、すなわちお釈迦さまがお説きくだされたということばではじまります。それをうけて次に、われかくのごとく聞くとか、かくのごとくわれ聞くといったことばが続けられている。
説かれたものは、聞くより外いただく道がないということであり、ここに仏法が、聞かせていただくことが生命の教えといわれているのです。ともすれば、お仏壇に手を合わせるのみにてこと足れりという人がある。しかし、聞かせていただくことをぬきにしてお仏壇を拝ませていただくことに、どれほどの意味があるだろうか。
今、お釈迦さまがお説きくだされた一巻一巻のお経さまにはお法(のり)が説かれているのでありますが、「人は生まれによって尊いのではない、その行いによって尊い」とのお言葉をいただきますとき、お経さまには”人間にとって行いほど大切なものはない”ということが説かれているとおうかがいさせていただくこともできる。
もとより、お法を通してわれいかに行うべきやということを聞かせていただくのでありますから、聞くことに同じく仏法は行わさせていただくこともまた生命の教えであるといえます。

法話236挿絵

人はそれぞれ、さまざまな境遇・職業・立場の中に生きている。やはり大切なことはその行い、生き方でありましょう。仏法を聞かせていただくということ、お仏壇を拝ませていただくということ、また浄土真宗で申しますお念仏を唱えさせていただくということ、往生浄土ということもこの私の行いということをはなれたものであってはならないということであります。

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