神棚の取り扱いQ&A

古いお札はどうしたらよいのですか。

  • 古くなったお札は、年末から正月十五日前後にかけて氏神さまに納めます。
  • 各々の神社によって定められた日にお祭(どんど焼き)が行われ、正月の松飾りと共に浄火をもってお焚き上げされます。いずれの神社のお札でも納められますが、遠方の場合を除き、できるだけその神社にお納めして、一年のご加護に対し御礼の参拝をするように心掛けましょう。
  • 地方へ転居したり、都合で神棚を外す場合には、正月に限らずその旨を社務所に申し出て、玉串料を添えてお納めするように致しましょう。
  • また、神棚にお供えしたお餅やみかんは、正月十一日の鏡開きの日にお下げするのが古来からの習慣ですが、カビがはえる前にお下げして家族で頂くように致しましょう。餅やみかんを古お札や神棚、松飾りなどと一緒に神社に納めることのないようにしましょう。

神棚を取り替える時期を教えて下さい。

  • 神棚を取り替える時期もいろいろです。
  • ある地方では毎年神棚を新しくする場合もありますが、一般的には5年・10年・15年などと5年毎に区切ってみえるようです。
  • 又、長くても伊勢神宮の様に20年に一度建替する様に家庭の神棚も20年に一度新しくしなければなりません。
  • 中には一代だけではなく二代・三代と神棚を家宝の様に祭ってみえるご家庭がありますが、それは間違いです。
  • 又、新しくする時は、古い神棚より少し大きめのものにするか、良い造りにする方が良いとされています。古い神棚・お札は近くの神社に持参して焼納してもらってください。

神棚を新しくまつる時期を教えて下さい。

  • 神棚を新しくおまつりする時期としましては、一般的には年末に設置して年初にお札を受けて祭るという人が多いようですが正式にはきまっていないようです。
  • たとえば家を新築した時・子供が成人された時・厄年の時・入学の時・年祝の時・結婚したときなど又、家庭に不幸がたえない時などに神棚を新しくする事が良いでしょう。

家族や親戚に不幸があった場合、神棚のおまいりはどうしたらよいか。

  • 家族が亡くなった場合、多くは五十日間、神棚の前に半紙を貼り、その間は毎日のおまつりを遠慮し、神社参拝も慎みます。
  • 忌明(神葬五十日、仏葬四十九日)の後、心身を清めてから半紙を外して再び毎日のおまつりをするように致します。
  • 家が一年間の喪中であっても、五十日が過ぎたら神葬・仏葬に拘らず新年のお札をお受けすることができます。
  • 但し、外に対しては一年間は喪家(喪中の家)である訳ですから、年賀状と同じく門口の正月飾りは遠慮致します。
  • 親類の場合は、遠い近いによって各々に違いがありますので近くの神社にお尋ね下さい。

神葬祭と仏式の違いを教えて下さい。

  • 仏式では、しょう香の時、香を使用するが、神式では榊を使用する。
  • 仏式では、手を合わせてお参りするが、神式では二拍子(しのび手で静かに)してお参りする。
  • 仏式では、袋に香典と書くが、神式では玉串料又は御霊前と書くと良いでしょう。

神棚のお参り作法とお正月のむかえ方

神棚をおまいりする作法を教えて下さい。

  • 神棚をおまいりする作法は、神社におまいりする時と同じです。
  • 古くは色々な参拝方法がありましたが、現在では二拝二拍手一拝が基本です。
  • まず、神前に進んで軽く一度頭を下げてから、深々と九十度に身体を折り、頭を下げ、これを二回繰り返します(二拝)。
  • 次に両手を胸の高さで合わせ、右手を少し引いて拍手を二度打ち、再び両手を合わせて祈念をこめます(二拍手)。
  • それから手を下ろして再び深々と一回頭を下げます(一拝)。最後に軽く一礼して下がります。
  • 世界中の様々な拝礼作法の中で、拍手を打つのは日本だけといわれています。古くは、貴人に対しても手を打つ習慣があり(魏志倭人伝)それが神拝にのみ用いられるようになったともいわれています。万国共通の表現としての拍手は、賞賛や喜びを示すものですが、この拍手を儀礼にまで高めたのが、拝礼における拍手であるともいえましょう。
  • 毎朝顔を洗い、口をすすいで心身ともに清め、お供物をして家庭や職場の安全と一日の無事を祈念致しましょう。

お正月を迎えるための準備を教えて下さい。

  • 神棚をおまつりする際に一番大切なことは、常に清浄でなければならないことですが、同時に生命力にもあふれていなければなりません。そのためには、毎年正月にお札や注連縄(しめなわ)を新しくする必要があります。
  • これは清浄を第一とすると共に、正月に若返られた神霊のご加護を願う伝統的信仰といえます。
  • お札は、暮れのうちに神社からお受けするか、新年のおまいりの折にお受けします。(但し、暮れやお正月以外でもお札は一年中お受けすることができます)
  • 注連縄(しめなわ)や注連飾り(しめかざり)は年内に買い求めます。
  • お札を年内にお受けした場合は、歳末の吉日を選んで神棚を掃除してから、新しいお札を納め、青々とした新しい注連縄に張り替えると良いでしょう。特に注連縄は、神聖な場所と他を区別する縄で、新年に神棚や家の門口に張り、紙垂を垂らすのは、その家が歳神さまをおまつりする神聖な場所であることを示すものです。
  • 注連縄(しめなわ)には形によって様々な種類があり(牛蒡注連、大根注連など)、張り方も全国各地によって違いますが、太い方を向かって右にするのが一般的です。宝船などの縁起物がついたお飾りは正月が終わるとはずしますが、神棚の前の注連縄(飾りのつかないもの)は、紙垂をつけたまま一年を通して張っておきます。紙垂は四枚垂らします。
    注連縄(しめなわ)
  • 門松は正月の単なる飾り物ではなく、来臨する歳神さま(としがみさま)の依り代(神霊が降臨するための標示物)です。今でも床の間に松飾りや重ね餅をお飾りするのは、家の中の最も神聖な場所に神さまをお招きする本来の姿といえます。また家中の各部屋ごとに輪〆(わじめ)と重ねの小餅をお飾りする風習は現在でも多くの家庭で行われています。
  • 特にお正月に家々に迎えまつる歳徳神は、”歳神さま””お正月さま””としこしさま”などとも呼ばれ、新しい年の穀物の稔りを約束してくださる神さま、私達の生命を与えてくださる神さまであり、いつも私達を見守ってくださる尊い神さまと申し上げてよいでしょう。
  • 多くは年棚・恵方棚などと呼ぶ棚をつくっておまつりしますが、床の間におまつりする場合もあります。最近では、神棚の下に垂らしておまつりする家が多くなってきているようです。
  • 歳神さまは、神社によっていろいろ違っていますし頒布(お頒ち)していない神社もあります。
  • 門松や松飾りを外す日は地方によって様々です。また松飾り等をお焚き上げするお祭り(どんど焼き)の日時は、早いところでは正月七日、一般には正月十五日前後に行うところが多く、各地やその神社によりそれぞれ違いますので、近くの神社に聞いてから納めるようにしましょう。