神棚のまつる場所と方角について

幸せの基盤、お宮・神棚のある生活。

古来日本では、心のよりどころとして、自然を神聖視し、自然のリズムを毎日の生活に取り入れ、家庭の平穏無事を願いました。家にお宮・神棚を祀ることにより、精神の安定や生活のリズムを得て、家庭の平和と繁栄を願って行きたいものです。

お宮・神棚を祀る場所を教えて下さい。

画像の説明
  • 神棚は、家庭や会社の繁栄と安全を祈る精神的中心となる神聖な所です。神棚を設ける場合は、その場所が最も清浄であるということが一番大切ですが、その他に明るく静かな部屋の高い所が良いとされています。
  • しかも、お供物をしたりおまいりしやすい場所でなければなりません。今では洋室の居間に設けることも多くなりました。
  • 一般的には部屋の上部に吊ったり、棚を設けますが、壁に釘がきかない場合は、本箱などの家具の上に簡単な台を置き、その上に置いてもかまいません。
  • また、階段の下や、部屋の出入り口(人が下を通るところ)神棚の上の二階が、便所や廊下になる所は避けましょう。
  • 但し、アパートやマンションの場合は、一戸が独立した家屋と考えて下さい。どうしても上の階が気になる場合、神棚の宮形の上に「雲」「天」「空」などと墨書して貼ることもあります。

神棚をまつる方角を教えて下さい。

神棚を祀る方角
  • 神棚をまつる方角は、神棚から見て南向きか、東向き或しは東南向きが最も良いとされています。
  • これは一日が始まるすがすがしい朝日や、さんさんと降り注ぐ日中の太陽など、万物を成育させる「陽の光」が充分にあたるようにするためです。
  • 適当な場所がない場合は、方角にこだわらず、その部屋の静かな高い所におまつりすることが大切です。
  • 神社によっては、その由緒や立地条件によって北向き、西向き、その他の向きにご鎮座されているお宮も多くあります。

お札の意味を教えて下さい。

  • お札は、(私達がお供物をして)謹しんでおまつりをし、誠を尽くす対象としての、尊い神さまを仰ぎまつる「みしるし」であります。
  • 一般の神社のお札とは別に、伊勢の神宮のお札を「神宮大麻(じんぐうたいま)」と申し上げます。お伊勢さまの大麻は、鎌倉時代から明治以前までは、オハライ大麻(或いは単に「御祓(おはらい)」)とも呼ぱれ、おもに人々の罪稼を祓うための御祈祷お札の意味合いがありました。この「御祓」のお札を納めて置く棚を、神棚というようになりました。
  • 後に、全国の諸社でもそのお社のお札をお分かちするようになり、伊勢の「御祓」といっしょに神棚にまつられるようになりました。従って、伊勢の神宮の「御祓大麻」がお札の起源のひとつといえます。
  • 現在の神宮大麻は、「天照皇大神宮」の文字に「皇大神宮御璽」と「大宮司」の印が押され、明治以前の”オハライさん”としての性格と共に、皇大神宮の広大な御神徳を仰ぐための大御璽(おおみしるし)であると理解することができます。
  • このように神宮大麻や、各神社のお札を神棚におまつりすることは、その神さまを実際に参拝することと同じ気持ちで、朝夕拝することができるということです。
  • 神棚には、氏神さまのお札と共に伊勢の「神宮大麻」を必ずおまつりいたしましょう。

※全国の神社を通して授与された神宮大麻の初穂料は、二十年に一度斎行される伊勢神宮の式年遷宮のご浄財となります。

神棚の飾り方について

お札の納め方を教えて下さい。

  • お札は宮形によって納め方が違います。
  • 宮形が大きく扉が三つ以上の場合は、中央に神宮大麻(天照皇大神宮)、向かって右に氏神さま、左にその他の崇敬する神社のお札を納めます。
  • 扉が一つの場合は一番手前に神宮大麻、以下氏神さま、その他の崇敬する神社の順に奥へ納めます。
  • 厄祓や初宮詣(初宮参り)などで、神社から特にいただいた御祈祷お札なども神棚におまつりします。
  • また、神宮大麻や氏神さま、その他の崇敬する神社の他にもいろいろな神社のお札を併せておまつりしてもかまいません。
  • 初めて神棚をおまつりする場合は、氏神さまの神社などに依頼して、神棚の清めのお祓いと、今後の末長いご加護を祈願するおまつりをして戴きましょう。

御札の祀り方

神棚の祀り方・飾り方を教えて下さい。

  • まず、希望する大きさの宮形と棚板を求めます。最近では、コンパクトな箱宮も数多く出ています。
  • この他、御神鏡、榊立、かがり火(口ーソク立)或いは燈籠(電気式)、お供物をするための平か(皿)、或は高杯(米と塩)、水器(水入れ)、瓶子(御神酒入れ)などが最低必要です。
  • この他に必要に応じて幕やの御簾、真榊(五色の絹に鏡と勾玉を右、剣を左につける)を使用する場合もありますが、注連縄を張り、紙垂を下ずるのも忘れないように致しましょう。
  • また、榊立には、榊・松・オンコなどの常緑樹を用いますが、常に生き生きとみずみずしくなければなりません。
  • 平か、水器、瓶子などは三方や折敷に載せるのが正式ですが、神棚に充分な広さがなければ、そのままお供えしてもかまいません。

神棚の祀り方

毎日のおまいりと、お供え物について教えて下さい。

  • 神棚はその家や会社、工場などをお護り下さるお札をおまつりしているのですから毎朝心をこめて、一日の平安をお祈り致しましょう。
  • 毎朝顔を洗い、口をすすいで身も心も清め、お供物(神せん)をあげて、おまいりします。特に、毎月一日・十五日や家族・会社の記念日、お正用などの節目には揃っておまいりするよう心掛けましょう。
  • 神棚には通常、お米(生のお米、洗米、ご飯)・塩・水の最少三品をお供えし、榊の水を新しくして、神燈(口ーソク・燈籠)を点じます。
  • 一日、十五日などにはこの他に御神酒や野菜、果物などもお供えすると良いでしょう。また、季節の物や頂き物をした場合などにも、一度お供えしてから頂くという習慣をつける事も大切です。
  • お供物(神饌)は、三方や折敷(おしき)にのせて供えるのが正式ですが、器(お皿など)に入れたまま直接お供えしてもかまいません。
  • 毎朝供えるお米は、ご飯の中に炊き込み、塩も捨てずに使うようにしましょう。
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