法話019

今の生命大切に (故人のありし日しのびつつ)

本願寺派福井別院輪番 浅野善乗

今、生命あるはありがたし(二)

聞法により大きなお恵みを、わが身一人にそそがれていることをしらされて、現代社会の中で私の歩む道、人生のねがいはこれでよいでしょうか?

同じ世代に同じ人として尊い生命を恵まれながら、なんらのかかわりもないような、人間関係、かかわりのない人は一人もおりません。一人でも多くの方々に一日も早く恵まれて共に生かされているよろこびを身につけていただきたいと、ねがわずにおられません。

法話019挿絵

光明無量・寿命無量と時間的にも、空間的にも、限りない如来様の光明の中にはぐくまれている事実を知らされた時、互いに深い縁に結ばれている人間関係も、見直されることでしょう。

お法を聞くことは、私自身がつくり変えられることです。いのちあるすべてのものが、互いに敬愛の心から、いたわりあい、はげましあって共存できる人類社会の実現につとめてこそ、お盆の仏事がほんとうに意義深い、聞法のご縁であったと、見直されて、正しく次代に伝承されることでしょう。

故人のありし日をしのびつつ、今ここにまもられ導かれている、自分をみつめて、いまの生命を大切にしましょう。

今生命あるは ありがたし!
親が子を呼び 子が親を呼ぶ
声は変われど心は一つ
親の呼ぶ声・子の慕う声

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