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23.毎日のおつとめ4

マンガ仏教入門はマンガで楽しく判りやすく仏教を学べます、今回のテーマは「毎日のおつとめ4」です。

⑥お経

般若心経

お経とは

お釈迦さまの入滅後、その教えが失われるのを恐れた弟子たちは、記憶をたどり「仏典結集(けっじゅう)」(経典編集会議)を行いました。
つまり、お釈迦さまから聴聞した説法を弟子たちが「如是我聞(わたしはこのように聞いた)」と語り出し、まとめていったのです。こうしてできたのが経典です。
しかし最初、この経典は形のないものでした。それぞれの弟子が暗記して伝えたからです。
それがやがて書き記され、インドでの各部派によって独自の経蔵・律蔵・論蔵の「三蔵」が編纂整備されました。この三蔵を総じてお経といいますが、一般にはこのうちの経蔵にあたる部分をお経と呼んでいるのです。

お経の種類

お経は、含んでいる内容から考えると次の三つに大きく分け
①小乗経典
お釈迦さまが直接弟子たちに説いた教え。
②大乗経典
在家信者への教化を含んだ経典。
「般若経」「法華経」「華厳経」など日本において大きな意義を持つ経典。
③密経経典
神秘的な傾向々持つ経典。

中国の仏教

このようなお経を総合的に集めたものを「大蔵経」「一切経」といいます。現在、日本で最もよく使われている大蔵経「大正新脩大蔵経」は、全百巻もあります。

お経の読み方

お経の読み方

「仏典結集」から、文字に記されるまでの間、お経は口伝によって伝えられていました。このため僧たちはお経の暗唱を目的に、今でいう読経をはじめたのです。
わが国では、音読によって読まれていますが、各宗派が呉音、唐音、漢音をそれぞれに取り入れています。たとえば「如是我聞」を浄土宗は呉音で「ニョゼ・ガモン」と読み、真言宗では漢音で「ジョシ・ガブン」と読みます。
お経を読むということは、お釈迦さまの教えをくり返していただいていることです。一日のうちわずかな時間でもお経を読むことによって、心を沈めるとともに仏教の教えを身につけていくことができるのです。

写経

写経

お経を写すことを写経といいます。天平時代、薬師寺が「般若心経」の写経を奉納する浄財を募ったことなどから盛んになりました。
現在も、写経人口は数百万人といわれるほど盛んです。写経は何も難しいことはありません。お経の一文字一句を心を込めてていねいに書く。これだけが、心構えとして必要なことです。
写経は、お仏壇に手を合わせるのと同様、仏さまの深い心を学び、自己の心をも自然と落ち着かせることができます。写経をし終わったときの満足感は、ほかでは味わえないものです。

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