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21.毎日のおつとめ2

マンガ仏教入門はマンガで楽しく判りやすく仏教を学べます、今回のテーマは「毎日のおつとめ2」です。

②合掌

合掌とは

合掌とは

毎日のおつとめのなかで最も大切なことは、合掌して目を閉じ、静かな心でお仏壇にむかうことです。お仏前で手を合わせることは、仏さまと結ばれる信仰の心を表現し、悟りへの願いを意味します。
合掌は、お釈迦さまの在世当時からインドにあった礼法で、相手への尊敬の意をあらわします。仏教とともに日本に伝えられました。わが国では、お仏前での合掌がほとんどですが、東南アジア諸国では日常のつき合いにも合掌が取り入れられ、その姿の美しさは世界的にも有名です。

人と仏が一体になった姿

人と仏が一体になった姿

インドでは、右手を神聖な手、左手を不浄な手としています。そのことから、日常生活でも右手を神の手、左手を自分の手として使い分け、左手で人に物をあげることはありません。つまり合掌は、人と仏が一体となった姿です。
仏さまの慈悲を感じ、心を安らげ、身も心も清浄にしていくことが、合掌によってなされるのです。

合掌の種類

合掌の種類
合掌には十二の種類があります。
最も一般的な形は、「堅実心合掌」といわれるものです。
肩の力を抜き、背筋をのばし両掌、両指を合わせて自然に胸の前に持っていきます。そして、軽く目を閉じて仏に祈る形です。
この他、両手のなかに卵を入れたような形にする「虚心合掌」と、両指を組み合わせる「帰命合掌」(「金剛合掌」ともいわれる)を含めた3つが代表的な合掌です。

③礼拝

礼拝のこころ

礼拝のこころ

掌を合わせて仏さまに礼拝することは、供養の一つです。仏さまとご先祖さまに感謝し、明日を誓うのが日常礼拝の心です。
お釈迦さまは、「四苦八苦」によってこの世の苦しみや、悲しみを示されました。しかし、これに屈することなく生きる力を感じ、学んでいく。そうした気持ちを持ち続けるために、礼拝は必要なのです。
つまり、礼拝はご先祖さまの冥福を祈り、供養すると同時に自己の心を見つめるためのものでもあるのです。このことを忘れずに毎日を精一杯生きていくことが、最も大切なことです。

各宗派の礼拝のしかた

礼拝のしかた

ここでは、日常礼拝においての各宗派の違いを記します。

  • 浄土真宗
    「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えます。数珠は、珠数をくったりもみ合わせたりしません。線香は立てずに、一本を二つに折って供えます。
  • 浄土宗
    「専修念仏(せんじゅねんぶつ)」といい、「南無阿弥陀仏」を唱えることが最も大切です。
  • 日蓮宗
    リン(カネ)を三つ打ち、「南無妙法蓮華経」を唱えます。線香は、三本あるいは一本を立てて供えます。
  • 曹洞宗
    リン(カネ)を二つ打ち、「南無釈迦牟尼仏」を唱えます。線香は、一本でよいが、二・三本でもよい。
  • 臨済宗
    リン(カネ)を三つ打ち、「南無釈迦牟尼仏」を唱えます。線香は、一本供えます。
  • 天台宗
    正式には、「南無宗祖根本伝教大師福聚金剛」の宝号(ほうごう)を唱えます。線香は三本供えますが、香炉が小さければ一本でもかまいません。
  • 真言宗
    リン(カネ)を二つ打ち、「光明真言」か「南無大師遍照金剛」の宝号を唱えます。線香は三本供えます。

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