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20.毎日のおつとめ1

マンガ仏教入門はマンガで楽しく判りやすく仏教を学べます、今回のテーマは「毎日のおつとめ1」です。

①毎日のおつとめ

おつとめとは

毎日のおつとめ

葬儀や年忌法要など供養の際、新たな気持ちでお仏壇を清め、供物や花を飾り、香をあげて拝むのはとても大切なことです。
しかし何事もない日常のおつとめをおろそかにしては、何にもなりません。一日のうち、わずかな時間でもお仏壇の前に正座し、心をこめて仏さまやご先祖さまに祈念する。その姿勢がおつとめの基本といえるでしょう。
仏さま、ご先祖さまを敬う気持ちは、自然と温かなご飯やお茶・お水・新しいお花・いただきものなどをお供えする行動へとつながります。各宗派によって毎日のおつとめには多少の違いがありますが、真心をこめておつとめするのが一番大切だということに変わりはありません。

おつとめの意義

絶え間無い暮らしの忙しさ。そこに埋もれ、自分について考える余裕もない生活。これでは心を豊かに保つことは無理ではないでしょうか。
お仏壇に手を合わせ、心を静かに祈るひとときは何よりも「自己の回復」につながります。朝にはその日一日を誓い、夕には仏さま、ご先祖さまに感謝する。そうした毎日のおつとめの繰り返しによって、少しでも心を豊かに保つことが大切なのです。
また、家族それぞれの生活サイクルがうまくかみ合わない現代、家族揃って仏壇に礼拝することは「家族の回復」にもなります。「毎日のおつとめは、絶対に怠ってはいけないもの」と窮屈に考えず、自然に自己と家族の心のよりどころとなればいいのです。

朝起きたら

朝起きたら

朝起きて洗面をすませたら、まずお仏壇の扉を開けて内部を簡単に掃除します。特に香炉の中にマッチ棒がたまっていないか、経机(きょうづくえ)の上などが線香の灰で汚れていないかを注意します。
また、お供えした花を枯れたままにしておいたり、茶湯器や仏飯器を汚れたままにしておくことのないようにしなければなりません。
掃除がすんだら、朝食をとる前に灯明をともし、線香をたて、仏飯・茶湯やお水をお供えします。

合掌・礼拝

合掌・礼拝

お供えがすんだら、姿勢を正して正座し直します。心を落ち着け、手に数珠をかけて合掌礼拝し、「南無阿弥陀仏」や「南無釈迦牟尼」といった各宗によって定められた称名をします。
時間的に余裕があれば、簡単なお経もあげるようにします。
礼拝がすんだら、灯明は必ず消しましょう。
食事を終えたら、または昼食前には仏飯・茶湯もさげるようにします。

到来物のお供え

到来物のお供え

来客があって、季節の初物やお菓子などのいただき物をした場合、まずお仏壇に一度お供えしてからいただくようにします。
こうしたことを一家の習慣にすると、子供たちの心に自然とご先祖さまを敬う気持ちや物を大切にする気持ちが生まれるのです。また、離れて暮らしている家族が帰ってきたときも、まずお仏壇に手を合わせるように心がけます。

就寝前に

就寝前に

就寝前には、もう一度合掌礼拝し、その日一日を振り返るとともに無事にすごせたことを感謝します。
灯明や線香の火が消えていることを十分確認したら、内扉も外扉もすべて閉じます。お仏壇の火が原因で火事が起こる例もありますから、毎日きちんと確認してから就寝するようにしましよう。

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